教科書を読んでない?~高校受験~

日頃生徒と話をしていて、意外に普段教科書を読んでいない人は多いです。理想はどの教科も教科書を読むことですが、特に理・社は教科書を読むべきです。

さらに理想を言うなれば、理・社は授業がある前の日に教科書を読むことです。人は一度見聞きしたものはスッと頭に入ってきやすいのですが、初めて見聞きするものは理解するのに時間がかかります。

例えば料理の時に、ブーケガルニを使うと良いと言われてもブーケガルニを知らない人はそれがどういったものか想像出来ません。初めて聞く時は理解するのに時間がかかるものです。しかし、このブーケガルニを2回目聞く機会があった時は、「ああ、この前なんか聞いたことがあるな、なんだっけ?」と心が受け入れやすい状態になっています。勉強もこれに似ています。

例えば理科の授業がある前の日に教科書を読んだとします。そこで、地震についてp波、s波という単語出てきます。初めて見ると何かなと思いますが、とりあえずp波、s波という単語が出てくるのは分かりました。その時点でそれがどういうものか分からなくてもいいのです。次の日、学校の授業でp波、s波が出てきた時に、「どういうことかな」と聞こうとするからです。ちなみに授業の前日に教科書を読むのは大体2ページくらいで大丈夫なので5分あれば2回くらい読めます。この5分のちょっとした差が、翌日の授業の理解度に大きく影響します。知っている人はこれをやっています。しかし、教科書を読むことが大事だということはなんとなく分かっていても、それがどれほど大事で効果があるかを具体的に教えてくれる人はほとんどいません。効果があるので是非やってみて下さい(^_^)

今日も最後までお読み頂きましてありがとうございました(^_^)