ネガティブな思考~高校受験~

日々生徒と会話をしていて、「あぁ、この子はきっと将来苦労するだろうな」と思ってしまう子がいます。それは、ネガティブ思考な子に多いです。ネガティブ思考と言ってもいくつかタイプがあります。良くないのは、誰かを批判したり、制度を批判することです。もちろん良識の範囲内で皆が共感しているなら問題ありません。ただ多くは皆が共感していると勘違いして、一人ずっと暴走してることに本人が気づいていないことがあります。また、周りも面白がってもっとネガティブな発言を煽ったりします。

「置かれた場所で咲きなさい」という有名な言葉がありますが、こういったネガティブ思考の子は、何かのせいにしてしまって咲くことが出来ません。だから本人と話をするしかありません。塾の仕事は成績を上げることですが、同時に思春期の子を預かっています。学校や家、友達関係で色々あって当然です。第三者の立場から時には言わないといけない時があります。

効果は?あるかないかは正直その時次第です。いったん負のスパイラルに入るとしばらくは何をしても難しいこともあります。時間が解決してくれるパターンもあれば、あるとき本人がはっと気付くこともあります。こちらの一言で変わることもあります。何を伝えるにしても、前提として信頼関係が成り立っていないと難しいです。私も塾の仕事は13年経験していますが、それでも日々悩みながら過ごしています。人それぞれ考え方も違えば育った環境も違います。学力差だってあります。皆違った人生を歩んでいます。今何を伝えるのがベストなのかを真剣に悩みながら出した答えに従って生きていくしかありません。時に力不足を感じることもありますが、それでもこの仕事を続けられるのは、短い時間の関わりの中でも彼らの大きな成長が見えるからだと思います。思春期という大切な時期に自分に出会えて良かったと思ってもらえるような人をイメージして頑張っています。

今日も最後までお読み頂きましてありがとうございました(^_^)